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　「The AKIFU Chronicle〜新たな一歩を安芸府と共に〜」と題したこの記念看板は，「学校をつくる」をコンセプトとして製作した。

　学校は，代々の生徒・教職員・保護者・地域の方々の積み重ねの上に成り立っている。その学校という場を「The AKIFU Chronicle」で表現し，安芸府を巣立った同窓生のシンボルである卒業記念品をはじめ，学校づくりのエピソードをちりばめてデザインした。また安芸府に流れる精神「安芸府魂-The AKIFU Spirit」を後輩の皆さんや教職員・保護者の方々への問い掛けとした。

　この看板には，今，安芸府高にいる後輩の皆さんや現教職員・保護者の方々に安芸府高での毎日に意味を見いだし，未来に向かって新たな一歩を踏み出して欲しい，そしてその伝統を次の代へと引き継いで欲しいというメッセージを込めている。

　文部科学省による高等学校教育の改革が推進され，広島県の県立高校でも「特色ある学校づくり」が叫ばれ，来年度から通学区域の広域化も始まる。母校安芸府中高校も，普通科を縮小し国際科を拡大するなど，新たなステージに入ろうとしている。

　このような現状の中，安芸府中高校同窓会は，母校に受け継がれてきた「安芸府魂-The AKIFU Spirit（苦しさ辛さに耐えながら創造する力）」を再度見直し，地に足のついた新しい「安芸府高づくり」を支援すべく，同窓会設立二十周年を記念して上記の看板を制作し母校へ寄贈するものとする。

　記念看板は，2002年10月26日に設置し，翌10月27日に除幕式並びに母校への贈呈式を行なった。

　

　第２０回同窓会（８月１７日）と同じ日に，安芸府高5期生で全国的にも有名なトップスタイリストの森内雅樹氏の講演会を開催。昨年から母校では，将来の進路選択のためにキャリアガイダンスを実施しているので，同窓生だけでなく，在校生にも講演会開催の案内を行なった。

　

　同窓会設立２０周年を記念して，同窓会の愛称を募集した。応募は，第２０回同窓会の出欠ハガキかweb pageから受け付けた。応募総数は９２通。あきふ会，安芸府会，あきふっこ，あげくら会，丘の上，イチョウ会，ぎんなん会，銀窓会，倉輪多会，呉娑々宇会，深緑会，飛翔会…など，さまざまな愛称の中から，8月２日の役員会で，６つの候補に絞り込んだ。最終決定は，第２０回同窓会懇親会の会場で行ない，「銀杏会（ぎんきょうかい）」に決定した。

　

　毎年同窓会に出席したり，日ごろ同窓生や旧職員の方々とお目にかかると，「あの時はどうだった」という話に花が咲いたものである。そこで，これまでの母校を作り支えてきた旧職員や同窓生の声を集めて冊子にまとめ，２０周年の節目とすることとした。